知っていますか?運動が大切な理由
運動をすることの大切さとその効果を知れば、運動がもっと楽しくなります。本日は運動が大切な理由ついて書きました。
運動について知ればきっとあなたも運動したくなります。
目次
1 運動とは?
運動とは「からだを動かすこと」で、日常生活での活動(生活活動)とスポーツなどの運動を合わせて身体活動と呼ばれています。
そもそも人間は動物であり、他の動物と同じように「動く仕組み」がからだの中に備わっています。しかし便利な世の中になるにつれ、運動する機会が激減しました。多くの人が運動不足を感じており、運動したほうが良いということは理解をしていても様々な理由(暑い、寒い、忙しいなど)により習慣化するのは難しいのが現状です。
「そうなの〜」「わかってるんだけどねぇ〜^^;」
実は私もそうでした。最初に言っておきますが、常人であれば運動へのモチベーションは3ヶ月くらいで下がります。早い人は1日(^_^;)私が病院や接骨院で勤めている時につくづくそう思いました。大抵の方は続けられません。だからマンツーマンで行うライ○ップが流行るのです。まぁ今回はあまり肩の力を張らずに読んでください。また後日にブログで運動の始め方について記事をアップしますので、運動が始められない方はそちらも読んでみてください。
2 何故運動が必要なのか?
運動をした方が良いうことはなんとなくわかっていると思いますが、なぜ運動をしなくてはいけないのでしょうか。それには大きく2つの理由があります。
・生活習慣病の予防
食べ物から摂取したエネルギーと運動により消費したエネルギーがバランスよく保たれていることが健康の為に良い状態です。
しかし食べる量は変わらず、運動を行わないと摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、使われなかったエネルギーは脂肪としてからだに蓄えていきます。この状態が幾度となく繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し、肥満となります。そして肥満が原因となって糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高くなります。
・筋力やからだ機能の維持
体調を崩し1週間ほど寝込んでいた後は、疲れやすかったり、普段のように動けないなど、体力や筋力、持久力などが衰えていると感じたことが皆さんはあると思います。力が入りずらいと感じるあれです!人間は持っている機能を使わないと驚くようなスピードでその機能が低下します。
たとえば「歩く」という動作。簡単に行っているようですが、歩くときには多くの脚の筋肉を使って、一歩ずつ歩きます。さらにお尻や腰、背中、腕の筋肉も使用しています。つまり全身の筋肉を使ってはじめて「歩く」ことができるのです。また重心を移動させて前に進むためにはバランス能力、さらには長い時間動くことができる呼吸や姿勢、内臓の機能も必要となります。無意識でも全身を使っています。
しかし「歩く」動作をしなくなったらどうでしょうか?
多くの筋肉が減少し、内臓の機能も低下します。
こうなってしまうと体力も落ち、日常生活に多大な影響を及ぼす恐れがでてきます。
このようなことに事態になったらと思うと身体を動かさずには要られません。
歩くことで必要な筋肉、身体の機能が維持されます。
また筋肉量は成長期〜20歳に増加し、何も行わないと年齢を重ねるとともに減少していきます。ただ筋肉いくつになってもトレーニングを行えばその分増やすことができる体の組織でもあります。
3 運動の効果
運動の効果は身体の機能面と、その他疾病に対しても効果があります。
・健康的な体形の維持
・体力、筋力の維持および向上
・肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防
・加齢に伴う生活機能低下(ロコモティブシンドローム)の予防
・心肺機能の向上により疲れにくくなる
・腰や膝の痛みの軽減
・血行促進により肩こり、冷え性の改善
・抵抗力を高める*過度に行うと疲労し一時的に免疫が下がるとも言われています。
精神的な効果もあります。
汗をかいた後に、良い気分になった経験ないでしょうか?身体を動かした後は脳から痛みや不快感を取り除くβエンドルフィンとホルモンが放出されます。 ランナーズハイといってマラソンランナーが疲れや痛みを感じずに身体が軽くなったと一時的に脳が錯覚を起こしている状態もβエンドルフィンが関与しています。
運動する事で酸素が全身に行き渡り脳の血流が良くなる事で、
・認知症の低減
・不定愁訴(頭痛やイライラ、不眠)の低減
・気分転換やストレス解消
が見込まれています。
身体を動かす事はとても良いですね。もう運動したくてウズウズしてきてないですか⁉︎
4 どのくらい運動したらいいの?
みなさんは普段どのくらい運動をしているでしょうか?人によって運動量は大きく違います。これから運動を始める、という方は以下を参考に運動量を調節してみてください。
生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量(「身体活動の強さ」×「行った時間」の合計)の増加に従って上昇する3)。長期的には10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できる。家事、庭仕事、通勤のための歩行などの日常生活活動、余暇に行なう趣味・レジャー活動や運動・スポーツなど、全ての身体活動が健康に欠かせないものと考えられるようになっている。
厚生労働省HP引用 https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html
と厚生労働省のHPに掲載があります。
身体活動量と死亡率などとの関連をみた研究では、「1日1万歩」の歩数を確保することが理想と考えらているようです。
1万歩⁉︎実際に私が歩くと約1時間45分で7㎞位でした。結構キツイです。いきなりは心が折れるので始めるなら1㎞位からでも良いと思います。一気にたくさん歩かなくても厚生労働省のHPにあるように10分を数回に分けてもいいわけです。
運動習慣は頻度、時間、強度、期間の4要素から定義
国民栄養調査では運動習慣者を「週2回以上、1回30分以上、1年以上、運動をしている者」
息がはずむような運動を30分以上、週2回行うことが提唱されています。
ただ決して無理はしないでください。
下記には厚生労働省HPに記載されている運動目標の例を引用させて頂きます。*あくまで目安の目標です。
-成人に対する個人目標(例)-
○日頃から「散歩」、「早く歩く」、「乗り物やエレベータを使わずに歩くようにする」など意識的に身体を動かしましょう ○1日平均1万歩以上歩くことを目標に ○週2回以上、1回30分以上の息が少しはずむ程度の運動を習慣に ○最初の運動としてはまずウォーキングから |
-児童・生徒に対する個人目標(例)-
○外遊びや運動・スポーツを実施する時間を増やす ○テレビを見たり、テレビゲームをするなどの非活動的な時間をなるべく減らす |
-高齢者に対する個人目標(例)-
○年齢や能力に応じて以下の社会参加活動のうち一つ以上を行なう。 ・能力や体力に応じた仕事(フルタイム、パートタイム) ・知識や経験を生かした地域活動やボランティア活動 ・知的・文化的学習活動・興味や関心を生かした趣味や稽古ごと ○年齢や能力に応じて以下の運動のうち一つ以上を行なう。 ・ストレッチングや体操を1日10分程度行う ・散歩やウォーキングを1日20分程度行う ・下肢および体幹部の筋力トレーニングを1週間に2回程度行なう ・レクレーション活動や軽スポーツを1週間に3回程度行う |
-成人に対する個人目標(例)-
-児童・生徒に対する個人目標(例)-
-高齢者に対する個人目標(例)-
厚生労働省HP引用 https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html
5 最後に
運動の大事さ知って頂けましたでしょうか?
知っていても中々行動に移せなかったり、身体に痛みがありできない、忙しくて出来ないないという方いらっしゃると思います。
将来健康的に過ごしたいと思う気持ちがあれば身体を動かす事を少しずつでも始めてみるも良いと思います。
私の勤めていた病院や勤めている接骨院や介護施設でも若い頃にもっと運動しておけば良かったと言われている方が沢山いらっしゃいます。身体が弱くなってからだと更に運動するのが億劫になります。
まずは歩く事から始めて見て下さい。
世界が変わりますよ^ ^
最後までお読み頂きありがとうございました。